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ヤ・ぽんスカのロシア語メモ

「これってロシア語で何ていうんやろ?」と疑問に思った言葉を調べて、書き留めているだけの自己満足なブログです。
2024
05,20

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2008
06,17
今日のタイトルは「死刑」です。

あんだかダークですよ、今日は。

ちなみに「死刑にする」はказнитьです。

実は4月にもこのテーマで一旦書いてました。
ですが、なんとなく保留のままにしていたんですが、今日また死刑に絡むニュースを耳にすることになりました。
Преступник Цутому Миядзаки был казнен.
今年に入って、いやここ数年で一体どれだけこの言葉を聞いたでしょう。

以下、その時の文章を少し書き直したりしたのをアップします。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今日、ひとつの死刑判決が出ましたね。
おそらく多くの人が「死刑」ということについて考えた日になったのではないかと思います。

人の命が地球より重いというのなら、相手が何人であろうが、どういう事情があろうが、人の命を奪えば、死をもって償うというのが当然なのですが、人間は間違いを犯し、また反省する生き物でもあるわけで「もし彼が心から自らのやったことを悔いているのなら…」と“更正”というわずかな希望を捨てきれない。たとえそれが建前であったとしても。
ここがややこしい。

来年ぐらいに裁判員制度が導入されるそうですが、やはり実際に自分がその立場になると、その判断を下すには相当な勇気がいるような気がします。
いくら法の下においても自分の判断で、人を死に追いやることになるわけだから。
それに、「死刑にしてほしくて」という理由で凶悪な犯罪に手を染める幼稚な人間が出てくる現在において、はたして死刑は罰ではなるのかとも思うわけで。
「自分が死ぬかもしれないという立場に立って、自分のやった罪の重さを感じてほしい」というようなことを本村さんは以前語っていたように思うのですが、死刑はあくまでも罪をつぐなわせる為のツール、方便という形として存在することを彼は望んでいるのではないか、と考えるのは甘いでしょうか。

ちなみにロシアでは現在死刑は行っていないようです。
先日48人を殺害した犯人にも終身刑だったそうです。
でも、ネットとかを見てると、北オセチアの立てこもり事件(数百人の子供が犠牲になったヤツですね)などもあって復活の要望があがってるとか。

なんだか難しいですね。

でも、結局のところ人を殺した人間がこの世から消えるだけで、死んだ人は戻ってこない。
多少の心の慰みにはなっても、大切な人を失った悲しみが消えることはない。
閻魔さまとか天国とか地獄とかがあるとしたら、その彼が死んだ後に受けるであろう地獄の苦しみを、現世に生きる私たちは見ることはない。
だとしたら今、消えることのない罪を抱えながら生きる苦しみをはた目で見るのがひとつの罰になるんじゃないか、とも考えたり。

なんだかうじゃうじゃ訳がわからなくなります。
考えたら結構残酷なこと書いてますね。
自分でもそう思います。

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ヤ・ぽんスカ
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自己紹介:
2000年に興味半分でロシア(シベリア)に行き、そこで様々な体験に衝撃を受け(←おおげさな)、ロシアにはまり、ロシア語を勉強しはじめて年数だけは経つがレベルはなかなかあがらず。念願の(?)一人旅でもやっていけるぐらいのロシア語を身につけるのが目標。
ちなみに今まで行った都市は、モスクワ(2回)、サンクト、イルクーツク(2回)、ハバロフスク、ユジノ・サハリンスク。

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