2007 |
10,06 |
今日のタイトルは「帰還」です。
というか、だいぶ前にвозвратитьсяを取り上げたんですが、その名詞形ですね。
で、今日はこのDVDを見てました。
「父、帰る」ですね。возвращениеはそのオリジナルタイトルです。
数年前に金獅子賞だったかを取って話題になった映画です。
このお話の軸になっている3人がすごい熱演だったなー、て思います。
話の中心となる「パパ」は一言で言うと、とっても「謎」な人。女の私にはちょっとわからない。
そんな父親の記憶がない主人公ワーニャがパパに対して警戒心や敵対心をむき出しにするのもわかるし、おそらくワーニャより少し父親の記憶があって、ワーニャより少し“大人”の兄・アンドレイの態度もなんとなく自然にわかる。
ラストシーンとか見てたら、父親の存在って…てちょっと切なくなりましたよ。
父と子の関係って、母親とのそれと違って『想像の関係』だって言われるのを何かで読みました。
直接、理解できないことに反発したり、ぶつかったりしていくことで、人は大人になっていくのかな、てなことを終盤のワーニャが高台に上っていくシーンを見ながら感じてました。(序盤にも同じようなシチュエーションが出てくるんですが、その対比がお見事)
それにしても、旅の途中に時おり出てくる風景が、まるで絵を見ているようで美しかったですね。
そういう映像美を楽しみたいという人にはおすすめかも。
そういえば、例の「箱」の中身がわからずじまいになったことについて結構賛否両論あるみたいですが、私は別にいいかな、と思ってます。
もしかしたら、あの箱の中身を見せたら子供たちの自分を見る目が変わるかもしれない。
もしかしたら、あの箱の中身を見せるために子供達をあの無人島に連れてきたのかもしれない。
もしかしたら、あの箱の中身に長年姿を消していた原因があるのかもしれない。
もしかしたら…もしかしたら…。
世の中「もしかしたら…」で終わってしまうことって結構あるような気もするし、それは見る側ひとりひとりが作ればいい、という監督の意図だったんじゃないのかな、て思います。
というか、だいぶ前にвозвратитьсяを取り上げたんですが、その名詞形ですね。
で、今日はこのDVDを見てました。
「父、帰る」ですね。возвращениеはそのオリジナルタイトルです。
数年前に金獅子賞だったかを取って話題になった映画です。
このお話の軸になっている3人がすごい熱演だったなー、て思います。
話の中心となる「パパ」は一言で言うと、とっても「謎」な人。女の私にはちょっとわからない。
そんな父親の記憶がない主人公ワーニャがパパに対して警戒心や敵対心をむき出しにするのもわかるし、おそらくワーニャより少し父親の記憶があって、ワーニャより少し“大人”の兄・アンドレイの態度もなんとなく自然にわかる。
ラストシーンとか見てたら、父親の存在って…てちょっと切なくなりましたよ。
父と子の関係って、母親とのそれと違って『想像の関係』だって言われるのを何かで読みました。
直接、理解できないことに反発したり、ぶつかったりしていくことで、人は大人になっていくのかな、てなことを終盤のワーニャが高台に上っていくシーンを見ながら感じてました。(序盤にも同じようなシチュエーションが出てくるんですが、その対比がお見事)
それにしても、旅の途中に時おり出てくる風景が、まるで絵を見ているようで美しかったですね。
そういう映像美を楽しみたいという人にはおすすめかも。
そういえば、例の「箱」の中身がわからずじまいになったことについて結構賛否両論あるみたいですが、私は別にいいかな、と思ってます。
もしかしたら、あの箱の中身を見せたら子供たちの自分を見る目が変わるかもしれない。
もしかしたら、あの箱の中身を見せるために子供達をあの無人島に連れてきたのかもしれない。
もしかしたら、あの箱の中身に長年姿を消していた原因があるのかもしれない。
もしかしたら…もしかしたら…。
世の中「もしかしたら…」で終わってしまうことって結構あるような気もするし、それは見る側ひとりひとりが作ればいい、という監督の意図だったんじゃないのかな、て思います。
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HN:
ヤ・ぽんスカ
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非公開
自己紹介:
2000年に興味半分でロシア(シベリア)に行き、そこで様々な体験に衝撃を受け(←おおげさな)、ロシアにはまり、ロシア語を勉強しはじめて年数だけは経つがレベルはなかなかあがらず。念願の(?)一人旅でもやっていけるぐらいのロシア語を身につけるのが目標。
ちなみに今まで行った都市は、モスクワ(2回)、サンクト、イルクーツク(2回)、ハバロフスク、ユジノ・サハリンスク。
↓メールはこちら
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